少し前 同業の友人に貴重な機会をいただいて マンションのリフォーム見学会に行きました
そのマンションはそろそろ築40年になろうかという建物の一戸 最近見るコトの少ない 少しノスタルジックなエレベーターや玄関ドアの行く先に目的地はありました ちなみによく言えば ノスタルジック という環境というコトにしておきます 部屋自体は 元々が特殊な造りでもなく 古い1ルーム様式の小ぶりな空間構成です それをどういう方向性でリフォームするのか? これは他でも変換可能なコトと考えると なかなか興味深い事例 と思って見に行きました そこでリフォームの基本的な方向性など 設計施工された方に聞いてみたい気もしましたが 接客に忙しそうでしたので 現場を見て勝手に考えてみました その空間を見て 几帳面で丁寧なつくりを考え その敬遠されがちな環境にあっても 自分にとっての お気に入りの住環境を確立する・・・というものではなく 肩の力を抜いて 最近一般には敬遠されがちな そのノスタルジックな環境を 受け入れ可能な範囲で あえて調和し逆に少し利用してもいいんじゃないのか というベクトルかな? ( 写真は遠慮して撮らなかったので、わかりづらいですね スミマセン ) まあ あくまで私個人の勝手な感想ですが そのベクトルは多くの方に受け入れられる訳では ないかもしれませんが 気楽でいいね という方は 必ずいるのだろうな と思いました 設計行為は その基本的な考え方によって空間構成を大きく変化させます 部屋の構成や水廻り 内装デザイン これらは別にセンスや好みで決まっていくわけではなく 基本的な考え方がベクトルとなって 判断基準をつくり 表層となっていく と考えます つまり 表層に見えるのは枝葉の先であり きちんと考えられた樹木があって バランスを保っている きちんと考えられた設計行為とは そうしたものだと 考えています ただ空間が ある一線を越えるレベルになると その設計者の嗅覚とでもいいましょうか? 表現しづらいのですが 理論を越えた 動物的な部分が決定力となってくると思います これは 才能やセンスという幅の広い表現とは 少し違う気がします その一瞬に見出す決定力 そう 嗅覚だと思います ちなみに写真は東京で建築仲間とご飯を食べたところから眺めたスカイツリーです 携帯写真なのでわかりにくいですね、 あと東京は大きな街ですね。
by m-arch
| 2010-07-21 17:26
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