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メンテナンスフリー

12月中旬まで 外壁の塗装の塗り替えの業務をしていました

私自身は塗りませんが 塗装や防水の監理という仕事ですね

見積もり 材料 施工方法などをチェックする図面を描かない業務です

築20年の建物 3階建でALC (簡単に書くと内部に小さな穴がたくさんある火に強いパネル)

の外壁なので塗装工事のために多くの足場や専用塗料などが必要になってきます

自分で休みの日にハシゴを使って簡単に塗って費用を抑える・・・

そんなコトはムリなケースになってしまいます

どんな住宅でもメンテナンスというものは付いて回ります

なにもせずに何十年も健全というのはなかなか難しいでしょう

どうせ必要なメンテナンスなら なるべく個人でも対応できるような状況にしておきたいものです

個人的な理由で業者に頼まないと無理な方もいらっしゃるのですが

自分でも気軽にやれる それができるのであれば住宅への愛着もより持ってもらえそうですね

そんなコトも考えながら設計は行われます
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住宅は建てたらなるべく何も手をかけたくない そんな方が多い気がします

費用もかかるし面倒だし まあ 当たり前かもしれませんね

なにもせずに健全な状態が維持できるのであれば 当然その方がいいと思います

ただこの自然界 普通に考えても 野ざらしで大丈夫なものは非常に限定的です

樹木は変化するし 石も風化していく・・・

メンテナンスフリーという言葉が一般的に存在するのが少し怖い気がします

データ的には 現在の住宅は30年以内で立て替えるケースが多いとのコト・・・

それならメンテナンスフリーもあり・・・ ですかね、材料的には・・・
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by m-arch | 2010-12-29 15:39

木の外壁

せっかく 八ヶ岳に行ったので もうひとつ
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泊まったのはテラス蓼科という場所 何度か行ったコトがあるのですが

今回泊まったのはこんなコテージ

外部写真は解像度の関係で汚く見えますが 実際は結構 綺麗に見えます

ただ何年か前に行った時に比べて 外壁の板も風合いがでてきました

ひとつの建物で方角によって 環境によって退色の度合いが違ってきます

この様な板の外壁 住宅でも使われるケースがあるのですが

この木の風合いの変化が 感じがいいと思われる方と きたないと感じる方がいて

その樹種 塗装によって風合が違ってくるのでなかなか難しい材料の一つです

その他にも 軒の出など各種要因によってその住宅の退色度合いが変わってきます

なので 何年でこんな感じになりますよ と言いにくいコトもあります

個人的には想定していても 予想を上回る速さで退色 なんてコトもあります

そんな材料ですが 私は非常に魅力を感じます

街中では今回のように外壁一杯には なかなか使用しにくい材料ですが

個人的には一部でもいいので 使っていきたい要素の一つです

というコトで 次は外壁のメンテナンスについて 書いてみようかな

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by m-arch | 2010-12-21 17:08

物のあり様

ここのところ ひきこもり状態で仕事していたのですが

少しつらいので2日だけ八ヶ岳へ遊びに行ってきました
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出かけている最中は仕事を忘れられる ありがたい性格なので

気持ちよく遊んできました

そんな中 見たのがコレ

薪を積んで造った塀です なかなか面白いものです

塀というと設定してしまうと固定物のように感じるのですが

去年 今年 そして来年と 抜いては継ぎ足していくシステムも面白いです

しかも2段目に厚手のビニールシートで簡単に覆い雨対策までしてあります

薪を使い そして入手し 保管する そんな環境の中ででてきた兼用物

この塀 上部を手で揺らすとワサワサと動きます
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ワイヤーで留めてはあるので故意に動かさないと倒れはしないと思いますが

地震時に倒れる可能性はあります ただ薪ですから倒れたらまた積むというコトで・・・

こんなあり様もいいかな そう考えると他でも違ったアプローチができそうです
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by m-arch | 2010-12-16 11:22

消失点の向こう側

少し前になりますが 建築家の住宅の見学会に行く機会がありました

1つではなく 2つ 3つと行って来ました
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今回は 伊礼先生や中村好文先生の建築であり

それらを実際見るコトで雑誌ではわからない部分を確認でき非常に刺激になりました

そういった興味のある建築家の住宅などを見るコトで感じたコトを書いてみます

今回見た建築という訳ではなく いままで見た建築全体の話です

どれも非常にていねいに造られた質の高い建築ばかりなのですが

その中で ていねいに造られた空間を超えたところに非常に魅力ある空間をもつ建築と

テクニック的な勉強にはなるものの その魅力までいかないていねいな建築

そういったものに勝手に私自身が振り分けているコトに気づきます

言いたい放題で 偉そうなコト書いていますが・・・

この魅力というのは私の主観なので それが他に比べていい建築と言ってはいけませんが

やっぱりそんな魅力を中心に感じてしまいます

それが言葉や理論で表現できないのですが その部分を私は探していると思います

いや 探すというより パースでいう消失点のように自分で設定して

そこに収束させていくけれど 途中からその向こう側に

新たに消失点を設定していくような 終わりのない感じでしょうか

そんなベクトルにも似た感じ方だからこそ 的確な表現などできないのでしょう

それがどうやって表現できるのか アプローチできるのか・・・

ちょっと前に模型の景色の話を書きましたが そんな景色につながるのかもしれません

この核心は知識やテクニックを駆使してたどり着く点ではなさそうです
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by m-arch | 2010-12-08 17:10